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ICDとDSM

ICDとはInternational Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsの略語で世界保健機構(WHO) によって発表されてきたものです。メンタル系の疾患についてはICD-6(1949年発表)以降記述がみられようになりました。改訂版ICD-11は2014年に発表予定となっています)(ICD-10 - 現行の最新の版は2003年に発表されました - に大幅な改訂が施されるとのことです)。DSMとはDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disordersの略語でAmerikan Psychiatric Associationによって発表されてきたものです(DSM-Iが1952年、現行のDSM-IV-TRは2000年発表されました)。こちらも改訂版、つまりDSM-Vが2013年に発表となる予定で、大改定となり、大混乱が予想されます。ICD-IV-TRには、このICD-IV-TRとICD-10ないしはICD-9との関係についてIntroductionのXXIXページに僅かな記載が認められますが、両マニュアル - ICDは正確にいえばマニュアルではないのでしょうが、DSMと同様、マニュアルとして(医師やときには患者さんによって)使われることが多く、なかには嫌々使わさせられていると不平を言う医師も少なくはありません - の作成に当たる、主に米国の医療関係者、行政側の人的交流、力関係は極めて見えにくいです。つまり、DSM-IV-TRには編集メンバー、執筆者の名前が記されていますが、かれらはICDとどのような関係をもっているのかです。両マニュアルないし分類は一見双子のようでいて、微妙な対立点も散見されます。両者のあいだの関係は曖昧であるとしかいえません。日本でも一部の文書の作成に際しては、とくにICDのコードに基づいた疾病分類を記載することが義務づけられるようになっています。日本の公的医療保険制度は、他国と比較しても、優れた制度といえましょう。しかしながら、公的なルールの縛りが強くなればなるほど、医師の自由裁量権は発揮されにくくなり、平均的な診療を超える卓越した技術を持つ医師による診療が少なくなって行くことが憂慮されます。